ソフトバンクは28日のロッテ戦(ZOZOマリン)で延長12回の末に3―3で引き分けた。4時間23分の激闘には両軍合わせて17人の投手が登板。ホークスは序盤で残塁がかさむ展開となったが、小久保監督は「中継ぎがよく頑張った」と投手陣をねぎらった。

 鷹が日本で熱戦を繰り広げる中、世界ではサッカー北中米W杯が大きな盛り上がりを見せている。決勝トーナメント進出を決めた日本代表は29日(日本時間30日)にブラジル戦を控え、ホークスの選手たちも刺激を受けている。

 その一つとしてナインが取り入れてみたのが、ノルウェー代表のサポーターらが行う独自の応援「バイキング・ロー」だ。船のオールをこぐことが由来となったパフォーマンスは、その統一感と迫力によって一躍話題となった。

「バイキング・ロー」の本家ノルウェーサポーター(ロイター)
「バイキング・ロー」の本家ノルウェーサポーター(ロイター)

 そしてW杯の熱はソフトバンクのベンチにも及んだ。25日に本拠地・みずほペイペイドームで行われたオリックス戦では、6回に庄子が勝ち越し打を放った際に周東佑京外野手(30)が先頭に立って〝船こぎ〟でチームを鼓舞。そのかいもあってか、チームは勝利を収めた。リーグ戦再開後はカード負け越しなしと好調のホークス。そこには昨年までの選手会長らを中心とした、活発なベンチの雰囲気も影響しているようだ。

 ただ、ホークス版の「バイキング・ロー」は〝短命〟に終わるかもしれない。ナインの一人は「みんなでやろうという話になっていたが、試合が始まる頃には忘れていた」。思った以上に広がりを見せていない模様で、周東も「誰もやってくれなかったので。もういいかなと」とポツリ…。この日のロッテ戦では周東が二塁打を放ち、ベンチでは川瀬が船こぎポーズを披露していたが、今後も続くのかは怪しそうな雲行きだ。

 30日からは1ゲーム差で追う西武との首位攻防戦。「バイキング・ロー」がなくなったとしても鷹の迫力を示し、約2か月ぶりとなる首位奪取へ向かう。