DeNAは26日に予定されていた巨人戦(横浜)が悪天候のため中止に。11カード連続勝ち越しなし&月間4勝13敗と底なしの黒星沼に沈む相川亮二監督(49)は「チームとしてなかなか勝てていない現状があるので、もう一度調整し直す時間にはなると思う」と表情を引き締めた。

 借金は今季ワーストタイの13。Aクラス浮上はおろか、最下位中日とのゲーム差はわずかに2。苦境脱出を期す指揮官はこの日、起爆剤としての期待も込めて、今月12日に獲得が発表されたばかりの新助っ人、ヘラル・エンカーナシオン外野手(28)の早期一軍昇格を検討していると明かす。最短なら次週30日の広島戦(新潟)から本隊に合流する見込みだ。

 ベイ打線の中軸を担う筒香は、打率1割9分4厘と打棒が低迷したまま。37歳のベテラン・宮崎も直近6戦で22打数3安打、打率1割3分6厘と状態が芳しくない。慢性的に不足していた打線全体の火力補完だけでなく、今のチームにはつながりの悪い拙攻癖を解消できる新たな中心打者が必要だ。

 とはいえ、当のエンカーナシオン本人も、ファーム戦計5試合にようやく出場を果たしたばかり。打率も2割2分2厘と決して高くはない。本職である左右両翼に加え、一塁守備にも挑戦中だがこちらはまだまだ付け焼き刃。攻守両面で不安が残る中、〝ぶっつけ本番〟に等しい状態で新助っ人の早期昇格に踏み切るしかないチーム事情の苦しさがにじみでる。

 ここまで来ればのるかそるかの大バクチ。待望の新長距離砲さえ誕生すれば、後半戦以降の逆襲劇にも期待ができる――。