日本サッカー協会(JFA)の佐々木則夫女子ナショナルチームダイレクター(68)が23日、都内で取材に応じ、サッカー女子日本代表なでしこジャパンに加わったスタッフ陣を称賛した。

 5月に正式就任した狩野倫久監督の下、新生なでしこジャパンが始動。元サッカー男子日本代表DFの内田篤人氏や、2011年女子W杯(ドイツ)優勝メンバーの近賀ゆかり氏をコーチに迎え、南アフリカ代表と2連戦を行った。第1戦(6日、ヤンマーハナサカスタジアム)は5―0で快勝したが、第2戦(9日、J―GREEN堺)は0―1で敗戦となった。

 かつてなでしこを世界一に導いた名将は「初回の活動なので、選手とスタッフが見合う時間もあったと思うが、お互いにうまく受け入れた。狙った通りだった」と満足げ。「緻密に、どこの隙も与えないみたいな強化をしていかないと、というところも踏まえて配置している」と新体制の意図を語った。

 現役時代に欧州で長くプレーした内田コーチについて、佐々木氏は「(選手としての)経験はあるが、ネームバリューだけではなく選手や裏方とのコミュニケーション能力、コーチングのタイミングなど指導者としてのセンスがある」と絶賛。「彼は言葉が若者っぽくて、にこっとフランクに伝えられるので、インパクトはありながら今の選手には非常に浸透しやすい」と評価した。

 また、自身がなでしこジャパンを率いた時の教え子でもある近賀氏については「そんなに多く話すタイプじゃなかったので心配したんですけど、ミーティングもちゃんと仕切れていた。非常に良いし伝え方もうまかった」と親目線で安堵。いずれは女性になでしこの監督を務めてほしいと言い、「近賀も今頑張っているので、アンダー(世代別代表)とかを経験しながらやっていくのが理想」と夢を語った。