日本代表FW上田絢世(フェイエノールト)が28日、北中米W杯(6月11日開幕)と31日のアイスランド戦(MUFG国立)に向けて、千葉市内で行われた合宿(3日目)に参加した。

 上田は今季、オランダ1部リーグで25ゴールをマークし、得点王に輝く飛躍の一年となった。最近の代表活動でも、昨秋のブラジル戦で決勝弾を決めるなど、今や所属チームや代表チームでも欠かせないエースストライカーとなった。

 しかし、2022年の前回大会でピッチに立ったのは、コスタリカ戦の前半45分間のみで、無得点で終わっていた。この日の練習後には、代表の場を「自分の成長を一番実感できるものさし」とした上で、前回大会について「ギリギリで代表に呼んでもらえて、何も貢献できなかった。結果的にも、チームはベスト16で、あと一歩だったが、僕自身はそんなことなくて。それを悔しがる権利もないような感覚。悔しいという感覚もよく理解できないような感覚だった」と神妙な面持ちで振り返った。

 カタールの地で味わった苦い経験から、現在は「結果的に4年前と比べると立場も違うし、選手としてのクオリティーも価値も全く違うものになっている。僕自身はこの4年間は充実したものになった」と自身の立ち位置の変化を実感している。

 初戦は自身がプレーするオランダと戦う。「オランダ代表についてよく聞かれるが、普段(一緒に)プレーしている選手が多くいるわけでもないので、これといった特別な思い入れがあるわけでもない」と平常心。しかし「初戦という意味では個人的にもチームとしてもすごく重要な試合になることは間違いはない。モチベーションは高い」と重要視した。

 オランダの地で覚醒したストライカーは、世界でどのような活躍を見せるのか。