NHK大阪放送局の新局長・藤森康江氏(58)が21日、同局内で毎月行っている定例会見に出席した。
藤森氏は1992年に同局に入局し、鹿児島放送局に配属。その後、青少年・こども番組のディレクターや編成局などで才覚を示した。今年3月まで広島放送局長を務めており、大阪放送局には初めての赴任となる。
この日は就任のあいさつのあと、第55回NHK上方漫才コンテストで優勝したお笑いコンビ「例えば炎」のラジオ番組「例えば炎のウケなくてもいいラジオ」(6月6日午後9時5分=AM・関西地方)や来週26日に閉館する大阪松竹座を特集する「かんさい熱視線」(29日午後7時30分=総合・関西)などについて紹介した。
前任の平匠子氏は、昨年11月の会見でNHK全体の受信料の未納件数が100万件増えたことと「受信料特別対策センター」の設置について説明。同局・山田哲生氏が「大阪府は全国でも2番目に支払率が悪いという状況にございます」と補足し、受信料支払いへの理解を求めていた。
受信料について藤森氏は、現状取り組んでいる対策について説明したうえで「魅力的で大阪の方にも、しっかり刺さるコンテンツをしっかり作ること。NHKの受信料というのは『見てますからお支払いします』ということではなく。福祉の番組など民放さんでは難しい分野のコンテンツを作れるように、皆さまからいただいているという意味合いもあります。丁寧に視聴者の皆さまに伝えていくことが大事だと思っており、尽力していきたい」と意気込んだ。
昨年6月に発表された「2024年度末 受信料の推計世帯支払率」で全国値(77・3%)を下回っていたのは、北海道、東京、神奈川、京都、大阪、兵庫、福岡、沖縄だった。ちなみに大阪の支払率は64・3%と大きく下回っており、ワースト1位の沖縄(46・6%)に次ぐ2位だった。
藤森氏は神妙な面持ちで「全国の支払率の平均には近づいて、というふうに思っております」と目標を述べた。












