日本ハムのロドルフォ・カストロ内野手(27)がチーム浮上に向けた「救世主」の雰囲気を漂わせている。
来日1年目助っ人は28日の西武戦(ベルーナ)で一軍に昇格。「6番・中堅」で即スタメン起用されると、1点リードされた5回無死一塁の第2打席で右中間に同点適時二塁打。さらに同点の9回には二死から左中間席に劇的な決勝本塁打を放ち、チームの連敗を「4」でストップさせた。
「このチャンスに感謝していますし(結果にも)満足している。最後の一発は(相手投手の)真っすぐを意識していた。タイミングを合わせようと思ったらいいところに(ボールが)来たので。一回で仕留めることができてよかった」(カストロ)
この日は満足げな表情を浮かべたカストロだが、ここまでの道のりは苦難の連続だったと言わざるを得ない。
春季キャンプからオープン戦に向けては攻守ともに好調も本職の二塁はチームでも激戦区の一つ。開幕一軍切符こそつかんだものの、不慣れな中堅での出場を強いられるなど定位置をつかめなかった。しかもカストロは来日直後から、チームの複雑かつ難解な攻守サインを覚えるのにも苦戦。高い潜在能力を持ちながら異国で持ち味を発揮できず、今月17日からは二軍での調整を強いられていた。
それでもファームで打席数を重ね日本野球を研究。課題だった右投手への対応も改善したという。
「(カストロが良くなったのは)ファームに行って右ピッチャーに(対して打席に)立ったことじゃないですか。目の慣れ。(相手先発右腕・渡辺から打った)1本目の右中間へのヒットが打てるようであれば、ずっと試合に出られるだろうし。少しの間見てみたいな、という結果は残してくれましたね。左(投手)はもともと得意だから」と新庄監督。今後活躍が続けば、低迷するチームの救世主になる可能性も秘める。
現時点でまだサイン習得には悪銭苦闘中のようだが「そこは時間と経験を積んで。もっと今よりもいいパフォーマンスができるように頑張りたい」と前を向くカストロ。まだまだ粗削りだが、一軍昇格直後にチームの連敗を止める大活躍をするあたりは「持っている」ムードも十分。期待は高まるばかりだ。












