ドジャース・大谷翔平投手(31)の二刀流登録を巡る議論を巻き起こしたカブスのクレイグ・カウンセル監督(55)が24日(日本時間25日)、この日のドジャース戦の前に発言の真意を語った。
20日(同21日)の試合前会見でMLBの「13人投手枠」のルールについて聞かれたカウンセル監督は「理解したことがない」と発言。大谷が二刀流選手として登録されることで投手枠外となり、ドジャースが事実上14人の投手を抱えられることを「最も奇妙なルール」と表現し、波紋を呼んでいた。
その反響について問われたカウンセル監督は、質問に対してやや気まずそうな間を置いてから「正直、それがどれくらい話題になっているかも知らないよ」と苦笑い。発言に至った経緯については「あれは別の質問に答えていたんだ。その質問はその話とは全く関係なかった。答えていると、一番面白い部分だけが切り取られて報じられる。よくあることだよ」と釈明した。
不公平なアドバンテージだと感じているのかとの問いには「これはドジャースの問題でもなければ、大谷の問題でもない。あのルール自体が良くないんだ」と強調。さらに「どの部分が問題なのか」と踏み込まれると「この話はここまで。君たちで考えてくれ」と打ち切りつつも「実際、いい議論だし、興味深いテーマだと思う。議論する価値はあるよ」と言い添えた。
一方、ドジャースのデーブ・ロバーツ監督(53)はカウンセル監督の発言の反響について問われると「驚きはないよ。特定のことを口にすれば、今の時代はこうやって広がっていく」と冷静に受け止めた。さらに「悪意があって言ったものとは思わない。向こうも投手陣のやりくりで大変な状況にある」と擁護し「繰り返しになるけど、これは翔平に適用されているルールではあるけど、ドジャースのためのルールじゃない。エンゼルス時代に導入されたものだから」と強調。「彼はすごく重要な選手だから、どうしても注目が集まるんだ」と締めくくった。
大谷の二刀流登録ルールは2022年、エンゼルス在籍時に導入されたもの。投手と野手の両方で一定の出場実績を持つ選手が「二刀流選手」として認定され、投手枠に含まれない。現在、この条件を満たすのは大谷だけであり、規則の「恩恵」を受けるのもドジャースのみとなっている。
今回のカウンセル監督の発言に各メディアが反応し、議論は一気に拡大。故障者が続出しているカブスの投手陣に悩まされていたカウンセル監督が半ば冗談で発したコメントがここまで大きくなるのは、それだけ大谷の影響力が強いからともいえそうだ。












