ドイツ1部Eフランクフルトの日本代表MF堂安律(27)が退団する可能性が出てきた。今年2月にアルベルト・リエラ監督(44)が就任すると、出場機会が激減。地元メディアによると、今夏の退団に向けて新チーム探しをスタートさせているという。

 堂安は今季リーグ序盤5試合で2得点4アシストと好パフォーマンスを発揮し、不動のレギュラーの座をつかんだ。しかし2月にリエラ監督が就任すると状況は一変。フル出場は1度だけでベンチスタートとなることも多くなった。

 リエラ監督は若手イレブンに「一部の選手が出場機会を得られないのはボール扱いがうまくても、ボールを保持していないとうまくできないからだ。私の下では十分な実力がなければ出場機会は得られない」と批判。トルコ代表MFジャン・ウズンら他選手とも関係が悪化しているが、堂安も指揮官の構想から外れつつあるようだ。

 そんな中、ドイツ紙「シュポルト・ビルト」によると、堂安は今夏の退団を検討し、移籍を模索しているという。「スター選手として獲得した堂安は(本職の)右ウイングだけではなくセントラルMFで起用されている」とし「(指揮官に)人間としても選手としても評価されていないと感じ、不満を募らせているとみられる」と報じた。

 同国メディア「Bulinews」は「堂安は退団したいと考えている。日本人の側近たちはすでに今夏の移籍を模索している」と報道。海外メディア「ONEFOOTBALL」も「堂安はリエラ監督の下で苦戦している」とし「退団を希望している」と伝えた。

 堂安が他クラブに移るには高額な移籍金が発生するため、新天地探しも難航が予想される。それでも新たな道を探し始めたのは退団の決意が固い証しともいえそうだ。

 また、堂安の出場機会が減っており、直近2試合は出番なし。このままプレー機会を得られなければ、コンディションや試合勘の低下は確実だろう。特に日本の10番を背負い、3月の英国遠征ではキャプテンも務めた中心選手だけに6月開幕の北中米W杯に臨む森保ジャパンにも大きな影響を及ぼしそうだ。