阪神は16日の巨人戦(甲子園)に3―4で敗れ、今季初の2連敗。首位・ヤクルトとのゲーム差は1・5に広がった。それでも藤川球児監督(45)は連敗について「特にコメントすることはないです」とし、「気にせず慣れていくことですね」と冷静に受け止めた。

 虎の主砲の〝規格外アーチ〟が飛び出すも、あと一歩及ばなかった。3点ビハインドの初回二死一塁から佐藤輝明内野手(27)が打席へ。虎党の大歓声が響く中、巨人先発・田中将が投じた内角高めの145キロ直球を振り抜いた。

 左翼席から右翼席に吹く風にも乗った打球はバックスクリーンへ着弾する4号2ラン。打球速度166キロ、打球角度38度という衝撃の一発に、Gのベテラン右腕もぼうぜんと立ち尽くすほどだった。

 試合後は「いい風が吹いてくれたと思います」と〝逆浜風〟に感謝し、虎将も「そういう展開なんでしょうね。それが1年間続きますから、全て糧にしてやっていく」と前向きに語った。
 
 しかし、先発の新助っ人左腕イーストン・ルーカス投手(29)が誤算だった。初回から制球が乱れて松本、佐々木と連続四球。新助っ人・ダルベックに甘く入った131キロのスイーパーを完璧に仕留められ、先制の3ランを被弾した。

 1点差となった3回には一死から泉口、ダルベック、キャベッジとクリーンアップに3連打を浴びてさらに1点を献上。毎回得点圏に走者を背負う苦しい投球となり、5回94球を投げて7安打4失点で降板となった。
 
 来日から3戦連続で初回に失点を許すなど、立ち上がりに課題を残している左腕。降板後はベンチで悔しさをにじませていたが、指揮官は「4月ですから、どんな選手も簡単ではないと思います」とかばった。

 17日からは前カードで3連勝を飾った中日との3連戦。連敗を引きずることなく、再び流れを取り戻したいところだ。