2026年度の当初予算が7日、参院本会議で与党などの賛成多数により可決、成立した。一般会計の総額は過去最大の122兆3092億円だ。少数与党の参院の審議に時間を要し、ようやく成立したが、高市早苗主首相はひと息つけそうにない。イラン情勢や円安など問題が山積だからだ。そしてここにきて高市氏の〝健康リスク〟も心配されている。

 高市氏は、この日の会見で「年度内成立が実現できなかったのは残念だが、国会でのご審議に誠実に対応してきた結果、国民生活に支障が生じるリスクを小さくできたと考えております」と述べた。

 また、イラン戦争によって中東からの石油調達が問題となっているが、「原油および石油製品の日本全体の必要な量は確保されています」と不安払しょくに努めた。歴代首相と比べて取材対応が少ないとの指摘には「国民の皆さまに必要な情報をお伝えする方法も多様化している」とし、Xでの発信も有用だと答えた。

 予算が成立して一息つきたいところだろうが、落ち着けるわけではない。イラン情勢や円安など課題は山積み。また、高市氏の睡眠問題もある。

 この日の参院予算委員会では公邸での過ごし方に言及。時間の使い方について問われ、高市氏は「公邸に戻ると風呂に入って食事をして、家事は割と時間を取られる。睡眠時間は短いが、それ以外は仕事にあてています」と明かした。

 仕事のため官邸に残ると、首相秘書官やSPも残らないといけないことを高市氏は懸念。「できるだけ(公邸に)お持ち帰りで仕事させていただいている」という。

 野党議員から党首討論(QT=クエスチョンタイム)への出席を求められると、「睡眠時間が確保できるレベル(の頻度)なら」と答弁した。

 高市氏の発言からは睡眠時間にこだわりがあることが伝わってくる。昨年11月の参院予算委員会では、最近の睡眠時間として「大体2時間から長い日で4時間」と明かしたこともあり、たしかに短そうだ。

 今国会中は高市氏をめぐって健康不安説が報じられた。例えば3月25日配信のデイリー新潮記事は高市氏の体調不良を伝え、睡眠不足を指摘している。

 高市氏は3月12日の衆院予算委員会で席からすぐに立てない様子が話題となり、また、同日夜は風邪の疑いで公務を取りやめたこともあった。本当に大丈夫なのか。

 永田町関係者は「最近、片山さつき財務相が選挙応援の演説で、高市氏と話をするときはいつも日付けが変わっていると話していました。それだけ働いているということなのでしょうが、睡眠は足りなさそうです」と話した。

 睡眠時間を確保し、健康不安説を払拭するのも高市氏の大きな課題となりそうだ。