韓国代表のジュアン・アロソ・チーフコーチの発言が韓国内で物議を醸している。

 韓国メディア「スポーツ京郷」などによると、ポルトガル人コーチは、母国メディアのインタビューで「韓国協会は、韓国人監督がチームの『顔』としての役割を果たし、トレーニングや戦術全般を統括する欧州出身のコーチを必要としていた。協会が私に期待したのは『現場監督』だった」と語ったという。

 この発言から韓国内では、実質的な監督は、アロソ・チーフコーチで、韓国人の洪明甫監督は〝お飾り〟に過ぎないと解釈されたのだ。しかし、問題が拡大すると、同コーチは韓国協会を通じて「自身の意図とは異なる記事が掲載され、顔役や現場監督など、物議を醸す表現は一切用いていない」と強調し、自身のSNSを通じて洪監督との良好な関係をアピールした。

 実際、同コーチの要請でポルトガルメディアのインタビューは、ウェブ上から削除された。しかし、韓国メディア「ニューデーリー」は、当該メディアに電子メールを通じてコンタクトを取り「アロソのインタビューは完全に事実であることをはっきりと言いたい。録音もある」との回答を得たと報じた。

 記事を削除したことには「インタビューの特定の部分が韓国で誤訳され、誤解を招いたという理由で削除してほしいとの要請を受けた。アロソは『韓国人監督がプロジェクトの中心人物だが、トレーニングを組織し、戦術を立てる人物が必要だ』という点を強調したかった。我々はアロソの要請を尊重し、当該記事を一時的に削除することにした」とした。

 韓国代表は3月の国際親善試合でコートジボワールとオーストリアに2連敗。6月に開幕する北中米W杯へ不穏ムードが漂う中で、さらなる問題が起きてしまった。