J1浦和の曺貴裁監督(57)が、急ピッチでの立て直しを目指している。

 浦和は15日、ホーム開幕の広島戦に1―4で大敗。G大阪との開幕戦(パナスタ)に続いて2連敗スタートとなってしまった。待ちに待ったホーム開幕戦で惨敗を見せられた浦和サポーターは試合後、イレブンにブーイングで不満を示した。

 結果が結果だけに、曺監督は「最後まで応援していただき、終わったら物足りなさを含めて声をいただいたのは、すべて現実。下を向かずに次に向かっていくしかない」と受け止めた。

 新シーズンから指揮を執る曺監督は「今日(15日)でいうと、2試合連続で前半の終了間際に失点していることは、戦術の問題というよりも〝この時間帯には何をしなければいけないか〟という共通意識をまだまだ浸透させられていない。そこが足りなければ、勝つ確率は下がる。チームの中でそういうところに温度高く臨めていないのが、現状だと思う」と完成途上である認識を示した。

 それだけに「すぐに修正しないといけない。監督として情けない言い方になるが、4失点を続けてしまうのは、記憶が正しければ、あんまりないこと。それくらいチームと向き合ってなんとかしないといけない時期。勝つ確率を上げていくことは選手に伝えていきたい」と力説した。

 今年前半の特別大会後、7月に入ってから浦和の監督として指導に入っており、十分な準備期間があったとは言えない。試合を重ねていきながらチームを成熟させていくしかなさそうだが、MF金子拓郎は「負けが続いたらズルズルいくこともあるし、メンタル的にもきつくなる。そんな甘いことは言っていられない」と厳しい表情で語った。

 イレブンは短期間で曺監督のサッカーをものにできるか。次節(23日)は町田戦(MUFG国立)と厳しいカードになっている。