ドジャース・佐々木朗希投手(24)が5日(日本時間6日)、敵地ワシントンでのナショナルズ戦に先発。今季2度目の登板で自身に勝敗はつかなかったものの5回まで2被弾を含む5安打を許し、6失点で降板した。
失点にはすべて四球が絡んだ。1点リードの3回は一死からウッドに四球を与え、二死としてからガルシアに逆転2ランを浴び、4回も一死からエイブラムズに許した四球を皮切りにルイーズの適時内野安打、テナの左前打、ウッドの3ランと3連打で一挙に4点を失った。
悪天候による試合開始の遅れ、不運な打球などもあったが、地元紙「カリフォルニア・ポスト」(電子版)は「ドジャースの佐々木朗希は自身の最大の武器を失った」「そしてアイデンティティーまでも失ったかもしれない」と失望感をにじませた。
佐々木の武器は100マイル(約161キロ)を超える剛速球と球の回転数が少ないスプリット。今季からはイニング数をこなすためにスライダー系の変化球もレパートリーに加えている。ただ、この日は四死球を乱発したオープン戦に比べて制球が安定した一方、速球の平均球速は96・6マイル(約155・5キロ)。前回の今季初登板時の97・6マイル(約157キロ)よりも低下した。
同紙は「手ごわいとはいえない相手に普段よりも1~2マイルほど遅い速球を投げ、決め球の感覚をつかめず、平凡なスライダーを織り交ぜて投げていた。ロバーツ監督が『進歩』と呼んだ姿は、むしろ24歳の佐々木にとって『アイデンティティーの危機』のように映った。世界一の投手有望株と評された剛速球投手とは似ても似つかない姿だった」と酷評した。
さらに「フォークボール」と称するスプリットについても「スピン量が極めて少なくナックルボールのように不規則に揺れるという、常に予測不能の要素があった。しかし、最近では大きく外すことが増えている」と手厳しく、スライダーとのコンビネーションも「これまで両方の球種を同時にうまく操れたことは一度もない」とバッサリだった。
「相手を圧倒する速球とフォークボールがない佐々木とは、いったい何者なのだろうか? 速球とスライダーを武器とする投手として、どれほどの活躍をできるのだろうか?」
将来のエース候補として鳴り物入りでドジャースに入団した佐々木。成長過程とはいえ、周囲から向けられる視線は厳しい。












