チャールズ国王は4月27~30日に米国を国賓として訪問するが、トランプ米大統領はイラン攻撃に関して国王は自分を支持しただろうと示唆した。英紙サンが2日、報じた。

 トランプ氏が中東での軍事行動への参加を拒否する同盟国を繰り返し批判したことを受け、キア・スターマー英首相とトランプ氏との関係は緊張状態にある。しかしトランプ氏は、チャールズ国王はスターマー首相と「全く異なる立場」を取っただろうと主張した。

 これは1日のインタビューで語ったものでトランプ氏は「彼(国王)は(イラン攻撃に関して)全く異なる立場を取っただろうと思うが、彼(首相)はそうしない」と発言した。さらにトランプ氏はチャールズ国王について「つまり、彼は素晴らしい紳士だ」と述べている。

 この主張に対し、バッキンガム宮殿関係者は「国王は政治を超越した存在だ」との見解を示している。

 イラン情勢を理由に延期を求める声があったにもかかわらず、チャールズ国王とカミラ王妃の米国公式訪問は予定通り実施されることが確認されている。

 トランプ氏は今週初め、自身のソーシャルサイト「Truth Social」への投稿で、チャールズ国王の今回の訪米は「歴史的な出来事」になるとつづっており、4月28日の夜にホワイトハウスで「素晴らしい晩餐会」が開かれると付け加えた。さらにトランプ氏は「私が深く尊敬する国王陛下と時間を過ごせることを楽しみにしています。素晴らしい時間になるでしょう!」と語っている。

 国賓訪問は、安全保障上の理由や病気の場合を除き、延期されることはめったにない。

 トランプ氏の強硬な姿勢とは裏腹に、チャールズ国王のソフトパワー外交は、君主制への愛着で知られるトランプ氏と関わるための重要かつ独自の手段と見なされている。