イラン情勢が泥沼化し、トランプ米大統領がいつ、どのように戦争を終わらせるのか誰にも分からない状況だ。湾岸諸国やホルムズ海峡を通過する原油に依存する国は不安を抱えている。そんな中、UFO開示への動きばかりが進んでいるようだ。
イスラエル紙エルサレム・ポストは先月31日、複数の情報筋の話として、アラブ首長国連邦のムハンマド・ビン・ザイード大統領とサウジアラビアのムハンマド・ビン・サルマン皇太子が、イランの地域における脅威に対する実質的な制約を確保することなくイランとの戦争を終結させることに対して、トランプ氏に警告を発したと報じた。
懸念の中心は、戦争終結後もなお、イランが近隣諸国を危険にさらし、ホルムズ海峡の海上交通を混乱させる能力を持ち続ける可能性がある点にあるという。
また、米紙ウォール・ストリート・ジャーナルは30日、トランプ氏が側近に対し、たとえ海峡がほぼ閉鎖されたままでも戦争を終結させる用意があると周囲に伝えたと報じた。
米国事情通は「イランの泥沼化が11月の中間選挙で足を引っ張らないよう、早期に手を引いて、支持率を上げるべく、別のことで注目を集めようとしているという報道も出ています」と語る。
その一つが「UFOファイル」の開示といわれている。トランプ氏が2月19日、自身のSNSトゥルース・ソーシャルに、UFOに関するすべての政府情報の特定と公開プロセスを開始するよう関係省庁に指示したとの旨を投稿した。時期は未定ながら「UFOファイル」公開となりそうだ。
ピート・ヘグセス国防長官はこの投稿に対し、Xで宇宙人の絵文字とともに「了解」と投稿。トゥルシー・ギャバード国家情報長官もXに「JFK(ケネディ暗殺事件)、MLK(キング牧師暗殺事件)を公開してきた。まもなく宇宙人や地球外生命、UAP、UFOに関するファイルを公開」と投稿した。
ホワイトハウスは3月17日、「alien.gov」「aliens.gov」という〝宇宙人〟のドメイン名を登録した。その後、超党派の「連邦機密解除タスクフォース」の議長を務めるアンナ・パウリナ・ルナ下院議員はポッドキャスト番組に出演し、UFOファイル公開について、「非常に本気でやろうとしていると思います」と話した。
あまりのタブーに切り込んでいるためか、不穏な話も出ている。UFO研究に従事してきたとされる空軍退役将校ウィリアム・ニール・マッカスランド氏が2月27日から行方不明になり、この失踪事件を機に元同僚の科学者らの行方不明も発覚。昨年6月以降、複数の科学者が死亡や失踪の状況に米メディアは「口封じか」と報じ、全米が騒然となっている。
「スピルバーグ監督のUFO映画『ディスクロージャー・デイ』が米国で6月12日に公開されることで、全米がUFOに関心を持っています。その勢いで、7月4日の独立記念日など、大きな注目を集める日にトランプ氏の演説とともにUFOファイルが公開されるとウワサされています」(UFO事情通)
米国でUFOディスクロージャーの流れが加速する中、日本の「UFO議連」こと超党派の「安全保障から考える未確認異常現象解明議員連盟」第4回総会が31日、国会内で開かれ、会長の浜田靖一元防衛相、副会長の遠藤敬首相補佐官、最高顧問の石破茂前首相、顧問の中谷元前防衛相、事務局の浅川義治元衆議院議員らが出席した。
議員らから意見や質問が飛び交った後、浜田氏は「情報開示の時代ですから、われわれも、いろいろな情報を積み上げていき、世界に発信しなければなりません。政府に対しても情報開示のお願いを申し出ていかなければならないと思います。トランプ大統領が情報開示を命じましたが、われわれの方にはまだ情報は来ていません。米政府の動きがまだ明確になっていませんので、確認しながら政府にはやっていってもらいたいという思いを込めて、提言をしていきたいです」と締めくくった。












