長野県にある安倍晋三元首相をまつる安倍神像神社で6月8日に安倍晋三銅像の除幕式が行われる。宮司の佐藤一彦(素心)氏によると、安倍昭恵夫人も参加する予定だという。安倍氏の銅像は台湾にあるが、日本では初。佐藤氏は「いつか高市早苗首相やトランプ米大統領にも訪れてもらいたい」と期待した。

 2023年、長野の山中に安倍氏を祭神とする安倍神像神社が建立。宮司の佐藤氏は2006年に安倍氏と拉致問題の会合で知り合い、同じ山口県人という共通点もあり交流を続けてきた。22年に安倍氏が殺害されたことを受けて、鎮魂のために佐藤氏が私費を投じて建立していた。

 神像という名前の通り、この神社の核となるのが安倍氏の銅像だった。その銅像が今年6月にようやく完成となる。安倍氏の全身の像で右手を高く突き上げているポーズをし、土台が1m、銅像本体は1m75cmだ。佐藤氏は「日本で最初の安倍氏の銅像になります。費用は850万円ほど。クラウドファンディングで集めました」と明かした。

 6月8日の除幕式には昭恵夫人や政治家が参加する予定となっている。

「昭恵氏とは山口県人の集まりで面識があり、以前から『銅像を建てるから来てほしい』と伝えていました。やはり昭恵夫人がいないといけません」(同)

 安倍氏の後継者的存在である高市氏は除幕式には来ない予定だ。しかし、佐藤氏は高市氏とも面識があり、将来的な訪問に手応えを感じている。

「(拉致被害者救出に取り組む)『救う会』の活動を通じて高市氏と面識があり、信頼できる人だと思っています。銅像についても毎年、『銅像が早く建ちますように』と気にかけてくれていました。首相になったので除幕式当日は無理でしょうが、落ち着いたら来てほしい」(同)

 高市氏だけではない。佐藤氏の夢はワールドワイドだ。「いつかトランプ米大統領や台湾の総統にも銅像を見に来ていただきたい。トランプ氏らが訪れるとなれば、銅像が名所となり、道も建物も整備されていくでしょう」と話した。

 トランプ氏は安倍氏のことを「シンゾーは偉大な友人だった」と振り返るほどで、2人は親しい関係を築いていた。昭恵夫人ともトランプ氏邸で夕食会を開いたつながりがある。台湾は日本よりも先に安倍氏の銅像が立つなど、安倍氏を高く評価している。

 日本初の安倍銅像となれば注目を集めそうだ。