元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏が20日、関西テレビ「newsランナー」に生出演し、3度目の都構想と府知事選に出馬する吉村洋文知事について言及した。

 17日、大阪市西区で投開票された市議会議員の補欠選挙で「都構想の推進」を公約に掲げていた栗田裕也氏が当選。そして大阪維新の会・市議団から続投を求める声が上がっていることを受けて、吉村氏は来春の府知事選に出馬する意向を表明した。

 横山英幸市長は、来年春の統一地方選挙と「3度目の大阪都構想」の住民投票の同時実施に向けて、大阪市を廃止し再編する特別区の区割りなどの「設計図」を協議する法定協議会の設置議案を提出した。同案の裁決は27日になる見込みだ。

 出馬表明するにあたり吉村氏は、前大阪市長の松井一郎氏に相談していたという。

 橋下氏は「(吉村氏から相談は)まったくないですね。僕は相談をされるような人物ではないですから。松井さんだけじゃなく、いろんな人に話を聞いて、吉村さんと大阪市議会の市議団はキチンとした政治をやったと思いますよ。僕だったら超遠心分離機で人を跳ね飛ばしながらぐじゃぐじゃにやってしまうけど、うまく政治をやったなと思いますね」と評した。

 もっとも、大阪府知事を務めることについては「しんどいです。4期も5期もやりたがってる知事は全国に山ほどいますが…」と吐露。

 安藤優子氏に「住民投票を任期中にやって、その結果が否決だったら、吉村さんどうするんですか」とツッコまれると「残りの4年は、勘弁してやってください」とした。

 そして維新の創設者の一人として「吉村さんと市議団、内部で一致団結したなら、全員に思い起こしてもらいたいのは、なんで維新ができたかです」と指摘。

 続けて「2008年に僕が大阪府知事に就いたときに、大阪の政治・行政がボロボロだったんですよ。それを大阪都構想を中核にして大改革をやろうとしてみんなが集まってきたんだから。あの2010年の思いにもう一回立ち返って、賛成反対あるけど、維新の存在意義は都構想ですから。原点に戻って、(他党含め)大阪中で議論して、進めていってもらいたい」と熱っぽく語った。