中道改革連合の小川淳也代表は20日、国会内で開かれた党首討論で経済対策をめぐって高市早苗首相と論戦を繰り広げた。

 小川氏は高市首相に対し「破壊力のある笑顔にやられそうなんですが、ちょっと心を鬼にして厳しいお尋ねもいたします」と切り出すと「国民生活はいま不安のさなかにあります。そして、この経済対策の指示は若干遅れたと感じております」と補正予算案の編成を含め対応の指示が遅れたのではないかと質問した。

 高市首相は「私は指示が遅れたとは思っておりません。補正予算はこの中東情勢が長引くといつかはやらなきゃいけない、こういう思いは強く持っていました。しかし、まず、今年度予算を早期に成立させて経済や生活に影響が出ない状況をつくり、情勢を見ながらわりと早くからベストな対応を考えておりました」と説明した。

 小川氏は中東情勢の影響について「建設や医療現場、農業を始めとした供給サイドが資材の入手困難や価格高騰などで苦しんでおり、十分な手を打つ必要があります。予備費を適当に積んでやり過ごそうというのではなく、きちんと精査して支援することが極めて重要です」と指摘した。

 これに高市首相は「いまのような危険だからこそ、供給サイドを強くするため、民間の金融機関にも協力を要請しております。さまざま現場で目詰まりが起きていて、手元に足りているはずのナフサが届いていないという状況も把握しており、赤沢(亮正)経済産業大臣を中心に取り組んでまいります」と答えた。

 終了後、小川氏は報道陣の取材に対し「補正予算案の編成過程などを含め、高市総理大臣の答弁は市場との対話という意味で、やや不十分ではなかったと思います。供給サイドへの配慮や財源を赤字国債に頼りきりにならないこと。そして予備費だけを積むのはダメだとクギが刺しましたので今後、どういう形であらわれるかしっかり見極めたい」とコメントした。