新日本プロレス2日の後楽園大会で、IWGPジュニアヘビー級王者のDOUKI(10万34)がYOH(37)の挑戦を退けV3に成功した。

 極悪軍団「ハウス・オブ・トーチャー」の前リーダー・EVILの得意技を連発する不敵な挑戦者に大苦戦を強いられたが、要所要所でセコンドを介入させ決定打は許さない。最後はディック東郷と2人がかりでYOHを攻め立てると、EVIL(変型大外刈り)からのスープレックス・デ・ラ・ルナで大乱戦を制し「神を冒とくした罰だ。これが天罰だ」と勝ち誇った。次期挑戦者には7月7日後楽園大会での現役引退が決まっているタイガーマスクが名乗りを上げ、V4戦での激突が決定的となった。

DOUKI(右)に挑戦表明するタイガーマスク
DOUKI(右)に挑戦表明するタイガーマスク

 大会後に本紙の取材に応じたDOUKIは「ちょうどいい機会だから、7月を待たずに次のタイトルマッチでこの俺が引退させてやる。タイガーマスクの最終回はバッドエンドと相場が決まってるんだよ」と引退の前倒しを予告。「史上初めて旗揚げ記念日(3月、大田区)のメインを勝利で飾ったIWGPジュニア王者であり、史上初めてジュニアとしてプロレス大賞でMVPを取った史上最も偉大なレスラーであるこの俺が最後の相手になってやるんだ。タイガーマスクの名前も汚れずに済むな。感謝しろよ」と恩着せがましく言い放った。なおDOUKIはMVPを取っておらず、ジュニア選手として唯一の同賞受賞者はタイガーの師匠である初代タイガーマスク(1982年)だ。

 天上天下唯我独尊を地で行く王者は「実際問題、俺にふさわしい挑戦者がいないのは事実だな。これで(エル)デスペラード、(マスター)ワト、YOHに勝ったわけだが、その前には石森(太二)にも藤田(晃生)にも高橋ヒロムにも勝っているしな…」と遠い目をしながら去って行った。石森と藤田に勝ったのはいずれも昨年のジュニアタッグ戦で、ヒロムに勝ったのは一昨年のベスト・オブ・ザ・スーパージュニア公式戦の話なのだが…。悪の快進撃は一体いつまで続くのか――。