レッドソックスがライバルのヤンキースに〝無料譲渡〟した投手がヤンキースでのデビュー戦でいきなり102マイル(約164キロ)の剛速球を叩き出し、話題になっている。
ドミニカ共和国出身の救援右腕ヨバニー・クルーズ(26)で、3月30日(日本時間31日)にヤンキース傘下のトリプルAでデビュー戦を迎えた。バッファロー・バイソンズに延長10回、5―4で勝利した最終2イニングを任され、凍えるような寒さの中、最速102マイルを計測。1安打1四球3奪三振で無失点の快投を見せた。
ニューヨークのスポーツ専門局「YESスポーツ」は「10回にクルーズは14球を投げ、そのうち6球は99・0マイル(約159キロ)以上、3球は100・0マイル(約160キロ)以上で、7回のスイングのうち6回を空振りにした」と投球内容を伝えた。
一方、ヤンキース専門メディア「ヤンクス・ゴー・アウト」はアーロン・ブーン監督の「2イニングでロースター入りは無理だろうが…ああ、われわれも彼の才能は認めている」というコメントを掲載し「ヤンキースの隠れたブルペンエース」と紹介した。
ヤンキース党の胸を躍らせるクルーズは17歳の時に国際フリーエージェントでカブスと契約。6シーズンにわたってハイAクラス以上に昇格できずFAになり、パドレスに移籍。昨季はレッドソックスの2Aで救援投手として59回1/3を投げ、防御率は3・03だったが44四球がアダとなって引き留められず、シーズン終了にFAとなり、ヤンキースに拾われた。
地元メディア「ヘビー」も「レッドソックスがヤンキースに102マイルの速球投手をタダで提供。ファンは彼のデビュー戦に驚がく」の見出しで衝撃のデビュー戦を報じた。「クルーズは宿敵ボストン・レッドソックスからニューヨーク・ヤンキースに移籍した2人目の有望投手となった。しかし、捕手カルロス・ナルバエスとのトレードで獲得した全体3位の有望株エルマー・ロドリゲスとは異なり、ヤンキースはレッドソックスからクルーズを無償で獲得した」と解説した同メディアは「レッドソックスから放出されたこの剛速球投手は、2026年シーズン中にヤンキースタジアムのブルペン入りを果たす可能性も十分にある」とした。












