前DeNAの元サイ・ヤング賞右腕トレバー・バウアー投手(35)がまた世界を騒がせた。

 スペイン紙「マルカ」(電子版)は27日(日本時間28日)、「トレバー・バウアーの時速100マイル(約161キロ)の打球の頭部直撃映像が野球界に衝撃を与え、新たな懸念を引き起こす」との記事を配信した。

 現在、無所属のバウアーは自身のX(旧ツイッター)に投球練習動画を投稿。室内のブルペンで打者を相手に投球していたが、打者の高速ライナーがバウアーの右側頭部を直撃した。

 跳ね返ったボールが天井ネットに当たるほどの勢い。動画でバウアーはすぐに立ち上がり大事はなかった様子だった。とはいえ一歩間違えれば大事故につながる衝撃映像。マウンドの前にネットはなく投手は無防備状態だった。

 記事は「バウアーは単に動画を共有しただけではない。彼は、野球界が長年当たり前のこととして受け入れようとしてきたことを、再び世間の注目を集めるきっかけを作ったのだ」と評価すると、「これは決して例外的な出来事ではない。過去10年間、野球界では多くの投手がライナー性の打球に直撃され、骨折から長期にわたるケガまで、深刻な結果を招いてきた。その頻度は野球のルールを根本的に変えるほどではないものの、ロッカールームでは依然として懸念材料となっている」と現在の投手が抱える危険性を訴えた。