フィギュアスケート世界選手権(チェコ・プラハ)で女子ショートプログラム(SP)が25日に行われ、米国代表のエース、アンバー・グレンが72・65点で3位に食い込んだ。
ミラノ・コルティナ五輪ではSPで大きく出遅れた後、フリーで伝説級の演技を見せて巻き返し5位入賞。その際には大会中に「実は生理だった」と明かして女性アスリートの問題を提言するなど脚光を浴びた。
そして今大会では同僚のアリサ・リュウが欠場する中で出場を決めたが、その裏では闘病生活を送っていたことを明かした。SP後の会見を国際的なフィギュアスケート専門メディア「ゴールデンスケート」が伝えた。
「オリンピック後、しばらくかなり体調を崩しました。何が原因かわからなくて…。抗生物質をたくさん飲みました。アスリートとして、私たちが摂取するものはとても慎重でなければなりません。実際には、私が必要としていたものを摂取できなかったんです。だからしばらく病気と闘っていました」と告白。原因不明の病で体調を崩し、慎重に薬を選びながら療養していたことを明らかにした。
「正直、自分が入ってトレーニングを続け、ここにいるモチベーションを保てたことが誇らしいです」と世界選手権の舞台に立てたこと自体が奇跡に近い状態だったようだ。
そうした厳しい状態にもかかわらず見事にメダル争いに加わっている。「今日はできるだけ集中しようと努めました。アクセルがかなり前に出てしまって、ちょっと、うわっ、うわっ、って感じで。バランスを崩さない、崩さないって自分に言い聞かせました。頭の中ではずっと『やるんだ』って言ってました。そしてやり遂げました。本当に満足しています」と充実の表情を浮かべた。
満身創痍の全米女王が27日(日本時間28日)のフリーでどんな演技を見せてくれるのか楽しみだ。












