【ロサンゼルス発】大谷翔平投手(31)が所属するドジャースの本拠地・ロサンゼルスは世界屈指の多様な人種、民族が共生する街だ。カラフルな価値観が交ざりあう中で、ハリウッド映画、ウエストコーストジャズ、ヒップホップなどの文化を現在進行形で世界に発信し続けている。

 建造物の壁面に描かれる数々のウォールアート(壁画)もこの街の名物のひとつだ。依頼を受けた有名アーティストが描くものもあれば、ゲリラ的に何者かによって描かれるものなど様々。ロスを象徴するスポーツ選手の大谷も、近年ではウォールアートのモチーフとして度々登場している。

 チームメートのベッツ、フリーマン、レイカーズ(NBA)の大レジェンド・コービー・ブライアント、同市出身の人気ラッパー・アイス・キューブらとともに描かれたものや、愛犬・デコピンとのツーショットなど「大谷壁画」は街の各所に存在。新たな観光名所となっている。

 そんな中、同市の南部に位置するトーランスのホテルの壁面に、新たなウォールアートが描かれている。本作を描いているのは著名アーティストのロバート・バルガス氏。大谷、山本由伸投手(27)、佐々木朗希投手(24)らの日本人トリオが描かれる予定の新作は、まだまだ未完成な部分も多いが「3日後の火曜日までには何とか完成させるよ。(日本語で)ガンバリマス」と本紙の取材に応じ、胸を張る。

「今回のウォールアートの制作は自分の方から発案し、ホテルに持ちかけたんだ。作品を描くにあたり大切にしたテーマはユニティ(結束、調和)。ここトーランスには数多くの日本人が住んでいる。彼らとの平和的な共存や、同じ街に住む住民として共に結束できることを祈りながら描いているんだ。だからこそ、ロスのアイコンである大谷に加え山本、佐々木らの日本人選手も一緒に描いているのさ」と語ったバルガス氏は「いつかこの壁画が、街の新たな名所になってくれたらうれしいね」と笑顔をみせた。完成が楽しみだ。