第98回選抜高等学校野球大会の第4日第2試合(22日)で大垣日大(岐阜)は近江(滋賀)に延長10回タイブレークの末、2―1で勝利。
エース・竹岡大貴(3年)が188球の熱投でチームを勝利に導いた。7回を除いて毎回走者を背負いながらも、9回までスコアボードにゼロを並べ続けた右腕。「いつ代わってもいいとは思いながらも、やっぱり代わりたくないという気持ちが強かったので。いかしてくれという思いではありました」と2点リードの延長10回タイブレークでも必死に腕を振った。
一死満塁から押し出し四球を与えて1点を返されたが、4番・杉本(3年)を空振り三振。最後は115キロのスライダーで5番・箕浦(3年)を遊ゴロに打ち取って試合を締めた。
試合後は思わず涙がこぼれたが、お立ち台では「すごく楽しいピッチングができたと思います」と笑顔。「多少張りもありましたが… 周りの声で腕も軽くなったり、すごく気持ちが強くなれた所がありました」とチームメートに感謝した。
高橋正明監督(44)も「もう代えるということは考えられませんでしたね。最後も素晴らしいボール言ってましたんで、本当に良く投げてくれたと思います。200点じゃないですかね」と大絶賛。続けて「すごく優しい子で最初は自信がなかったんですが、昨秋でチームを勝たせてすごく自信が出てきましたし。ピンチの場面でも堂々とするようになりました。1人の青年としての成長を感じました」と右腕の飛躍に目を細めた。
また両軍無得点の延長10回に決勝打を放った代打・高橋(3年)についても、指揮官は「思い切りがいい子ですからね、勝負所でいくぞと。素晴らしい打球でほんとにうれしかったです」とニッコリ。全員野球で2回戦進出を決め、「この1勝はものすごく成長につながると思う。もう1つ成長して次の一戦に向かいたいです」と力を込めた。












