米国・AEWの「AEWレボリューション」(カリフォルニア州ロサンゼルス)が15日(日本時間16日)に放送され、元WWEスーパースターで元UFC女子世界バンタム級王者のロンダ・ラウジー(39)が、衝撃の初登場を果たした。

 第2試合で、ロンダの盟友で極悪軍デスライダーズのマリーナ・シャフィールが〝タイムレス〟トニー・ストームに丸め込まれて敗れた。トニーは花道で転げ回って勝利を喜んでいると、リングに突如、ロンダが現れた。着ていたスタジャンを脱ぎ捨て、花道のトニーを指さす。トニーが起き上がると、リングに戻るように指で指示した。ロンダからの「挑戦状」だ。

 元AEW女子世界王者はニヤリと笑ってからリングインし、ロンダと対峙。両者のただならぬムードに、20人ほどのレフェリーとセキュリティーがリングに入って、2人を引き離した。いくら何でも多すぎる人数だったが、この混乱に乗じてマリーナがエプロンから、コーナーに座り込んでいたトニーを急襲。不意打ちをくらったトニーは、KOされリングに倒れ込んだ。トニーのタッグパートナーの白川未奈と執事ルーサーが救助で姿を見せるも、ロンダとマリーナはブーイングを浴びせる観衆に中指を突き立て去っていった。

トニー・ストーム(左)と対峙したロンダ・ラウジー ©All Elite Wrestling
トニー・ストーム(左)と対峙したロンダ・ラウジー ©All Elite Wrestling

 2008年北京五輪柔道銅メダルのロンダは、総合格闘技(MMA)の最高峰・UFCで絶対女王として君臨。18年からプロレスラーに転向した。WWEでは最高峰ベルトを3度巻く活躍を見せたが、23年10月に退団。昨秋にプロレス引退を表明した。今年2月には、5月16日にロサンゼルスでジーナ・カラーノを相手に約10年ぶりとなるMMA復帰戦を行うと発表していた。

 AEWのトニー・カーン社長は大会終了後の記者会見で、ロンダ初登場について言及。「ロンダはマリーナ・シャフィールの親友であり、マリーナが彼女をバックアップとして連れてきたんだ」と説明した。ロンダは23年にAEWの傘下団体・ROHに参戦したことがあり「ロンダは以前、私たちのために試合をしてくれたし、彼女とは素晴らしい関係にある。彼女はいつでもここで歓迎される存在だ」と、今後の参戦も示唆した。また、大手動画配信サービス「Netflix(ネットフリックス)」で中継される5月のジーナ・カラーノ戦にAEWとして招待を受けたという。

 一方で、WWE退団後のロンダは、SNSでプロレスへのリスペクトを欠く投稿を連発。プロレスファンから不興を買っていたこともあり、観衆から歓迎の意思を示す「ホーリー・シット!(超スゲー!)」のチャントが上がることはなかった。果たして、ロンダ vs トニーのドリームマッチの行方は――。