F1アストンマーティンのエイドリアン・ニューウェイ代表による〝禁断のホンダ批判〟に懸念が高まっている。

 ホンダが本格復帰したアストンマーティンは、開幕戦のオーストラリア・グランプリ(GP)からトラブル続き。フェルナンド・アロンソはリタイア、ランス・ストロールは61年ぶりとなる15周遅れでの最下位となり、チームの危機的状況が浮き彫りになった。

 さらに混乱に拍車をかけたのが、同GP中の会見でのニューウェイ代表による〝舌禍騒動〟。パートナーであるホンダに関して禁断の批判を展開し、波紋を広げている。

 英紙「エクスプレス」は、第2戦の中国GP(決勝15日)を迎えても火種がくすぶっていると指摘。元F1ドライバーのカルン・チャンドック氏の見解を報じた。

中国GPでマシンをチェックするアストンマーティンのフェルナンド・アロンソ(ロイター)
中国GPでマシンをチェックするアストンマーティンのフェルナンド・アロンソ(ロイター)

 チャンドック氏はアストンマーティンとホンダについて「エイドリアン・ニューウェイの発言を受けて、両社の関係には間違いなく緊張が生じるだろう。彼は両社の抱える問題の全貌を明らかにした。日本の巨大企業は、あのような公の場での非難を快く受け止めることはできなかっただろう」と懸念を示した。

 さらに「パワーユニットの面では、ホンダはバッテリーと振動に関して明らかに信頼性の問題を抱えており、そのため十分な走行距離を実現できていない」と酷評。「他チームほど多くのエネルギーを回収したり、利用したりすることもできていない。アストンマーティンは、自チームが抱えている問題と現状を認識し、積極的に対応しようとしてきたのだと思う」と苦しい現状を分析した。

 中国GPではレース内容とともに、アストンマーティンとホンダの関係修復も焦点となりそうだ。