WBC1次リーグB組は11日(日本時間12日)、イタリアがメキシコに9―1で大勝し、4戦全勝の1位で突破。1次リーグ敗退の危機にあった優勝候補の米国は3勝1敗で2位となり、辛うじて8強入りを決めた。
スターをそろえた米国が仮に準々決勝に進出できなかった場合、戦犯扱いされていたかもしれないのがタリク・スクバル投手(29=タイガース)だ。2年連続でサイ・ヤング賞に輝いたMLB最強左腕は当初の予定通り、7日(同8日)の英国戦で3イニングを投げただけで代表を離脱した。
国の威信がかかった国際大会での1試合限定登板は多くのファンがわがままととらえ、SNSでは「ヤツは自分の国を憎んでいる」と非難ごうごう。10日(同11日)に米国がイタリアに敗れる番狂わせが起きると「すべてスクバルのせいだ!」とまで糾弾された。
そんな中、タイガースのキャンプに戻ったスクバルはこの日、米スポーツ専門サイト「ジ・アスレチック」の取材に応じ、自身への批判について「まったく不公平だ」と反論。「それがビジネスの一部だし、ゲームの一部でもある。彼らが私のことを知っていて、個人的なレベルで私を知り、同僚たちが私のことをどう思っているのか知っているなら、あんなことを言うのはフェアじゃない」と怒りをにじませた。
さらに「そういう意見や物語の多くは、僕のことを知らない人によって作られいる。クラブハウスの誰に聞いても、チームUSAの誰に聞いても、僕のやっていることを声高に支持してくれていると思う」と周囲の理解を得た上での早期離脱だと主張。「国歌が流れて米国代表のユニホームを着ている時は鳥肌が立つんだ。足の感覚もなかった。それから(先頭打者本塁打を浴び)『よし、試合に臨もう。今日は野球をやらなきゃ』って思ったんだ。これまで国を代表してプレーしたことは一度もなかったからね」とWBCのマウンドは特別だったと振り返った。












