大番狂わせだ。WBC1次ラウンドB組で10日(日本時間11日)、イタリアが米国に8―6で逃げ切り勝ち。スター軍団から大金星を奪い、3連勝を飾った。イタリアは11日(同12日)のメキシコ戦に勝てば4連勝でトップ通過し、3勝1敗の米国が第2シードで進出。一方、メキシコに敗れれば3勝1敗で3チームが並び、当該対戦成績が1勝1敗のため、当該チーム間の失点率で決定する。米国は4試合で計17失点、イタリアは3試合で計10失点、メキシコは3試合で計7失点となっている。
勝利の立役者となったのが「6番・捕手」で出場したカイル・ティール捕手(24=ホワイトソックス)だ。2回に相手先発・マクリーン(メッツ)から左翼スタンドへ先制の1号本塁打。5―0でリードしていた5回一死からは二塁打を放ち、追加点につなげた。しかし、二塁への走塁の際に右足を痛め、すぐに代走が送られた。
米メディア「USA TODAY」のボブ・ナイチンゲール記者はティールのけがについて「右ハムストリングの不快感」と自身のXに速報。「ホワイトソックスの捕手カイル・ティールはホームランと二塁打を放ち、足のけがと思われる痛みを抱えながら試合を去り、頭を振ってイラ立ちを隠せない」とも記した。右太もも裏の筋肉を痛めた模様で、運命がかかるメキシコ戦は欠場となる可能性が高くなった。
この日、2打数2安打1打点1四球だったティールは初戦となった7日(同8日)のブラジル戦でも4打数2安打と活躍。昨季メジャーデビューし、78試合に出場して打率2割7分3厘、8本塁打、35打点をマークしたシカゴ期待の新鋭だ。
米メディア「クラッチ・ポインツ」は「ティールはイタリアの打線の中でも最も重要な存在の一人としてこの試合に臨み、2026年のMLBシーズンに向けてホワイトソックスの主力捕手としての役割を果たすと予想されている。彼の活躍は、イタリアが大会で圧倒的な有利とされる米国相手に序盤の勢いをつなぐのを助けた」と活躍を称賛した上で「ティールの早期退場はシカゴにとって直ちに懸念を呼び起こした。若き捕手の国際舞台でのブレークは、イタリア対米国の試合で最も注目すべき瞬間の一つとなっていたが、けがが突然、彼の夜を終わらせた」と惜しんだ。












