WBCで大波乱。最強優勝候補の米国がまさかの黒星だ。米国代表は10日(日本時間11日)にテキサス州ヒューストンでイタリアと対戦し、6―8で敗れ、1次ラウンドB組で3勝1敗となった。勝ったイタリアは3連勝。準々決勝進出は翌11日(同12日)のイタリア対メキシコの結果待ちとなった。

米国に勝利し喜ぶイタリアの選手たち(ロイター)
米国に勝利し喜ぶイタリアの選手たち(ロイター)

 6回表を終わって0―8と大量リードを許す展開。先発ロレンゼン(ロッキーズ)の前に4回2/3を散発2安打。初安打は10人目のウィット(ロイヤルズ)だった。

 反撃開始は6回だった。一死後、ヘンダーソン(オリオールズ)が中堅へソロ弾。7回は二死無走者から連続長短打で二死二、三塁とするとクローアームストロング(カブス=PCA)が右翼席へ高々と3ランを運んだ。

 続く8回は先頭ヘンダーソンが空振り三振。続くジャッジ(ヤンキース)は初球を打って三ゴロ。微妙なタイミングにチャレンジしたが判定は覆らなかった。しかし、シュワバー(フィリーズ)が中前打、スミス(ドジャース)が右前打、アンソニー(レッドソックス)が左前適時を放ち、3点差とすると打席は代打ハーパー(フィリーズ)。球場は大声援に包まれたがフルカウントから浅い左飛に倒れた。

 9回は先頭チュラングは遊ゴロに倒れた。しかし、PCAは右翼席へ2打席連続アーチを運び、ウィットは中前打。ヘンダーソンが空振り三振に倒れた。打席は〝キャプテンアメリカ〟ジャッジ、一発が出れば同点だっただけにファンは大「USA」コールを送ったが、空振り三振に倒れ、ダイキン・パークは重苦しい空気に包まれた。

 先発したマクリーン(メッツ)は初回を3者連続三振で素晴らしいスタートを切ったが、2回二死後にティール(ホワイトソックス)に先制弾を浴びると、次打者に死球。アントナッチ(ホワイトソックス傘下)に2ランを浴びた。4回に2番手で登板したヤーブローが先頭を四球で歩かせるとカグリオン(ロイヤルズ)に2ランを右翼席に運ばれた。6回も3番手のケラーが一死一、二塁で投ゴロを二塁へ悪送球して0―6。さらに犠飛と暴投でそれぞれ失点して0―8となった。

 前回大会で準々決勝で侍ジャパンに敗れたイタリアはメキシコに勝てば4連勝でトップ通過し、米国が第2シードで進出。一方、メキシコが勝利すれば3勝1敗で3チームが並び、当該対戦成績が1勝1敗のため、当該チーム間の失点率で決定する。米国は4試合で計17失点、イタリアは3試合で計10失点、メキシコは3試合で計7失点。優勝候補の米国が1次ラウンドで敗退する可能性もある。