ドミニカ共和国の〝陽キャパフォーマンス〟が虎にも上陸するかもしれない――。阪神の新助っ人ダウリ・モレッタ投手(29=パイレーツ)が10日のオープン戦・西武戦(甲子園)の8回から6番手で登板。力強い直球と鋭いスライダーを武器に1イニングをわずか11球で無安打に抑える快投を見せた。

 開幕に向けて順調な仕上がりを印象付けた右腕は、「スライダーの感覚も良かったけど、それにも増して真っすぐも良かったかな。(開幕まで)時間はあるようでないから、しっかりとシーズンのために準備しないといけないと思っているよ」と表情を引き締めながら振り返った。

 そんなモレッタの母国・ドミニカ共和国はWBCにD組で出場。ソト(メッツ)、ゲレロ(ブルージェイズ)、タティス(パドレス)らMLB選手をズラリとそろえ、優勝候補にも挙げられている。

 この日のイスラエル戦(マイアミ)は10―1で快勝し、3連勝で準々決勝進出が決定した。虎の助っ人右腕も開幕に向けて自らの課題と向き合いながら、「もちろんチェックしているよ」と明かす。

イスラエル相手に満塁弾を放ったタティスJr.は仲間とこのセレブ―ション(ロイター)
イスラエル相手に満塁弾を放ったタティスJr.は仲間とこのセレブ―ション(ロイター)

 注目を集めているのは戦力だけではない。ドミニカ共和国代表といえば、ベンチに持ち込んだ太鼓を使った応援に加え、ド派手なライダースジャケットやチェーンのネックレス、さらにはダンベルを用いたセレブレーションなど、陽気で自由奔放なパフォーマンスでも話題だ。

 モレッタは「みんなが楽しくやることが一番の目的で、もともと明るい雰囲気を持っている人たちなんだ。それが自然と応援にもつながっていると思うね」と説明。「自分は(7日のソフトバンク戦で)逆のベンチに帰ってしまったこともあったけど…。(陽気なパフォーマンスは)すごく力になることだし、チームのベンチのモチベーションを上げられるんだよ」と独特の空気感がプラスに働くことを強調した。

 最後は「自分も何か考えようと思うよ」とニヤリ。ドミニカ共和国流の陽キャセレブレーションが、虎党を沸かせる日も近いかもしれない。