レギュラー奪取まであるか――。昨年10月に両股関節の手術を受けた巨人・吉川尚輝内野手(31)の復帰が開幕から大幅にズレ込む見通しとなっている。
守備ではセンターラインを固める二塁の名手であり、打線にも欠かせない存在だが、球団側も早期復帰には慎重な構えを見せている。両股関節を手術したプロ野球選手は過去に例がなく、一軍復帰までにはファームで実戦を積むなど段階を踏んでいく模様だ。球団関係者の話を総合すると、万全の状態で戦列復帰できるのは5月下旬から6月になる見込みだという。
今月27日の開幕戦出場は絶望的。とはいえ、2年ぶりのリーグ優勝を目指す上で誰かが穴を埋めなければならない。そこで「開幕二塁」の最有力候補として期待されているのが、プロ2年目の浦田俊輔内野手(23)だ。
浦田は8日までのオープン戦に4試合出場し、打率3割3分3厘(12打数4安打)。阿部監督が「レギュラー白紙」を掲げた中で存在感を放っている。
チーム関係者は「昨年のオフから筋肉量を増やしたことで俊敏性も上がっている。〝食トレ〟ほどではないが、食事の量も昨年より多く取るようにしています。今年はよりいっそう体を〝プロ仕様〟に仕上げてきていますよ」と浦田の成長ぶりに目を細めている。
浦田が一軍公式戦に出場したのはまだ22試合。レギュラーには長いシーズンを戦い抜くだけの体力も求められる。発展途上とはいえ、着実に前進を続けているようだ。
前出の関係者は「(吉川)尚輝が開幕に間に合わない可能性がある分、浦田が二塁でずっとスタメンを守れるくらい強くなることを期待している」とさらなる成長を願った。












