ロシアフィギュアスケート界の重鎮タチアナ・タラソワ氏が、同国の代表選手たちを来季から国際大会に復帰させると一方的に宣言した。

 ロシアはウクライナ侵攻により国際大会への出場が禁止されている。ミラノ・コルティナ五輪ではフィギュアスケート女子のアデリア・ペトロシャンなど一部の選手が個人の中立選手(AIN)として出場したが、これも五輪のみの特例で国際大会から除外される状況は変わっていない。

 だがそうした状況にもかかわらず、タラソワ氏が強気な主張を行った。

 ロシアメディア「スポーツ24」は「ソ連の名指導者、タチアナ・タラソワ氏は、ロシアのフィギュアスケート選手たちが2026―27シーズンから国際舞台に完全復帰すると確信している」と報じた。

「ロシアのフィギュアスケート選手たちがいつになったら万全の状態で国際舞台に復帰し、国旗を掲げられるようになると思うか」との問いに対して、タラソワ氏はこう熱弁した。

「4年間試合に出ていないが、来シーズンからはジュニア、シニアともに世界のあらゆる大会に出場する予定だ」と国際大会に復帰すると断言。「しかし、このような状況に追い込まれているため、大勢で出場するわけではありません。1人ずつ出場させていくつもりだ」と今回のミラノ・コルティナ五輪のように、各種目に1人ずつロシア代表として選手を送り込めるようになるとの見通しを示した。

「選手たちは4年間を休んだだけでなく、リカバリーのための4年間も費やした。そのおかげで、ロシアの選手たちは代表チームで賞を獲得し、チームメートの出場枠を獲得できる」と主張した。

 タラソワ氏がここまで明言できる根拠は定かではないが、ロシア側は国際オリンピック委員会(IOC)や各競技連盟などへの働きかけに手応えをつかんでいるのだろうか。