東京女子プロレスの荒井優希(27)が、プリンセス・オブ・プリンセス王者・渡辺未詩(26)から初勝利を挙げ、王座戦(29日、両国国技館)へ弾みをつけた。

 7日の東京・新木場1stRING大会で行われた前哨戦で荒井はHIMAWARI、鈴木志乃と組み、渡辺&凍雅&高見汐珠と激突。2月28日の刈谷大会では渡辺に直接ギブアップ負けを喫しただけにリベンジに燃えている荒井は、この日試合が始まると勢いよくビッグブーツで牽制した。

 だが王者に腰への集中攻撃を浴びせられた上に強烈なショルダータックルで吹き飛ばされピンチに。それでも不屈の闘志を沸き上がらせた荒井は、ジャイアントスイングはさせず。執念のビッグブーツ連打からのフルネルソンバスターを炸裂し流れを奪った。

 さらに得意のサソリ固めで絞り上げるとロープをつかもうとする渡辺の腕を押さえてギブアップを奪って見せた。

 王者から初白星を奪った荒井は「今日、荒井が勝ちました! 荒井の全て未詩さん伝わってますか?」と問うと、目に涙を浮かべた王者から「伝わった…荒井の本気度は伝わった。悔しい…でももっと私たちで高め合いたい。荒井のもっと全力のプロレス好きを知りたい。だからこそ次は負けない。二度と負けない。まだまだ高め合いましょう」と呼びかけられた。

 すると荒井は「荒井が両国でもう一回勝って、今日の勝ちが奇跡じゃないって証明するのでよろしくお願いします」と力強く宣言した。バックステージでは「今日こうして勝てて、できる、やれるって思うことができた。残り1カ月もないけど、自信を持って突き進んでいきたい。確実にチャンピオンになって、この先、東京女子を引っ張っていけるように頑張りたい」と決意を新たにした。