約3年の練習生期間を経て新日本プロレスの中原大誠(25)が4日の後楽園ホール大会でデビューを果たした。

 この日の第0試合で10分1本勝負のシングルマッチに登場した。先輩の松本達哉(25)相手に、序盤から猛攻にさらされるも、中盤にはエルボーで反撃。鮮やかなドロップキックも決めた。その後も逆エビ固めで松本を苦しめるが、ギブアップは奪えず。松本の逆エビ固めでギブアップを奪われ初陣は飾れなかった。

 入門したのは2023年の4月で、約3年の練習生期間は異例の長さだ。バックステージでは「辞めようと思ったことは何度もあった」と胸の内を明かした。しかし「新日本プロレスのプロレスラーになりたいという思いが、心の奥底にあった。それが原動力になっていた」と夢を追い続けた。

 長い年月を要した理由を「ケガとかも多少あったが、自分には能力がなかった。技術がそのレベルに達していなかったからでは」と当時を振り返る。「体格も小さいし、身体能力で秀でたところも正直ない」と謙遜しつつも「プロレスはそこで勝負するものではない。一番大事なものは他にあるのを、この道場生活で気づくことができた。それはやっぱり気持ち」と言い切った。「正直他の選手、他の人間だったら耐えれないと思うので。そこを見せたいですね」と苦労を重ねた人間の強さを見せつけていく構えだ。

 プロレスラーを志すキッカケとなった選手はいたものの「今はいません」ときっぱり。その名前を問うと「今は答えなくてもいいですか。その選手を超えたと思った時に、自分から言います」と宣言。憧れを超えるべく熱いハートで今後も駆け抜けていく。