侍ジャパンがラスト強化試合に快勝した。3日の阪神戦(京セラドーム)は「3番・中堅」でスタメン出場した鈴木誠也(31=カブス)が、初回に待望の一発。伊藤(阪神)の141キロの直球を完ぺきに捉え、左翼5階席に中断に運ぶ特大ソロアーチで先制した。ダイヤモンドを一周する際には北山(日本ハム)考案の茶せんを回す「お茶たてポーズ」を披露。ベンチも同じポーズで出迎え、新セレブレーションで盛り上がった。

 鈴木は「久々に日本のみなさんの前で本塁打を打ててうれしかった。すごくいい2試合ができた。前回(2023年)にみなさんに迷惑をかけたので、期待に応えられるように頑張りたい。ジャパンのユニホームを着るのは特別なこと。一日一日をかみしめたい。世界一を目指して頑張りたい」と声援に応えた。

 3回には二死三塁から2番・近藤(ソフトバンク)が中前に弾き返し、6回にも一死三塁から鈴木の三ゴロの間に俊足の周東(ソフトバンク)が生還。7回には6番・吉田の安打などで二死二、三塁のチャンスを作ると、代打・森下(阪神)の中前適時打で2点を追加して、何度も〝お茶たてポーズ〟が飛び交った。

 投手陣も高橋(中日)から金丸(中日)、藤平(楽天)、大勢(巨人)で虎打線を7回まで2安打無失点に抑える盤石リレー。8回にサポートメンバーの仲地(中日)が捕まったが、5―4と逃げ切った。

 一方「1番・DH」の大谷(ドジャース)は一ゴロ、二ゴロと快音が聞かれないまま2打席で交代。村上(ホワイトソックス)も3タコに終わり、ともに2試合で無安打。この日「5番・三塁」でスタメン出場した岡本(ブルージェイズ)も3打数無安打だった。6日のC組初戦の台湾戦で、本来の打撃を見せることができるか。