WBC米国代表の主将を務めるアーロン・ジャッジ外野手(33=ヤンキース)が2日(日本時間3日)、人気番組「ザ・パット・マカフィー・ショー」に出演。主将就任の舞台裏と、〝打倒侍ジャパン〟の思いを語った。
きっかけは前回大会の決勝で米国代表が侍ジャパンに敗れたことだった。前年オフにFAだったジャッジは代表入りを見送り、一ファンとしてテレビで観戦。米国代表が侍ジャパンに敗れた瞬間、チームメートたちとのメッセージが鳴り止まなかったという。
「決勝で日本に負けて、みんなで『あと3年ある。この船を立て直そう』ってメッセージを送り合った。ボーイズは燃えていたね」
ほどなくして、米国代表を率いるマーク・デローサ監督から電話がかかってきた。
「『キャプテンをやってくれないか。ボーイズを集めてほしい』と言われた。それからここまで本当に素晴らしい道のりだったよ。声をかけると、みんなすぐに『俺はやる』『もちろん参加する』ってね」
決勝で大谷翔平(31=当時エンゼルス)がマイク・トラウト外野手(34=エンゼルス)を三振に打ち取った瞬間は球史に残る名場面となったが、米国代表の選手たちにとっては強烈な敗北の記憶でもあった。あの日から3年。まさにこの時を待っていた。
野球が「アメリカのパスタイム(国民的娯楽)」と称されることに誇りを持っている選手は多い。ジャッジは「世界中の子供たちが最高のプレーを見る機会を得ているのは素晴らしいこと」と歓迎する一方で、「でも野球はアメリカのパスタイムなんだ。だからこそ、勝たなければならない」と、打倒侍ジャパンをはっきりと表明した。
なお、ジャッジにとって米国代表のユニホームを着るのは人生で今回が初だ。「ユニホームを着て、星条旗を見た瞬間、まず頭に浮かんだのは、この国のために戦ってきた人たちのことだった。海外や国内で命を懸けてきた人たちがいる。そのおかげで、僕は家族と安全に暮らし、毎日野球ができる。自分が家に帰って娘に会える、その時間は当たり前じゃない。まず彼らのことを思った。そして、その上で『さあ、やろう』という気持ちになった」
日本に敗れた23年3月21日から、米国は本気で王座奪還を見据えてきた。初戦は6日(同7日)のブラジル戦。歴代最強のチームUSAがついにベールを脱ぐ。












