巨人は那覇キャンプ最終クール2日目の26日、負荷を落とす意味合いから予定通りに午前中で練習を切り上げた。短い時間の中でも阿部慎之助監督(46)はブルペンに足を運び、投手陣8人の投球を複数の角度から精力的に確認。その上で本紙評論家の前田幸長氏に対し、今季の先発ローテーション構想をこう明かした。
「現状では、先発候補は8人ぐらいいます。新加入した外国人3投手のウィットリー、ハワード、マタは今のところ(シーズンでも)いけそうです」
昨季年間を通して先発ローテを〝完走〟したのは、キャリアハイの11勝を挙げた山崎伊織投手(27)のみだった。球団側は先発補強を最重要課題に据え、フォレスト・ウィットリー投手(28=前レイズ)、スペンサー・ハワード投手(29=前楽天)、ブライアン・マタ投手(26=前レッドソックス傘下3A)を獲得。新助っ人3投手には、早くも期待が集まっている。
一方で、起用には外国人枠(5人)という制約もある。野手ではキャベッジ、ダルベックのベンチ入りが想定されるだけに、投手陣に割けるのは残り3枠。運用の妙が問われる。
指揮官は前田氏に「外国人投手3人は、1回投げて抹消して10日空けるというようなスタイルで考えている」と説明し、登板後に一軍登録から外すことを前提にした〝投げ抹消〟での起用を示唆。その狙いの一つが、山崎のコンディション管理だ。
「シーズン終盤で山崎(伊織)の勝ち星が2年連続で伸びなかったというのがある。どこかでうまく休みを取って、1年間いいパフォーマンスが出せるようにはしていきたい」(阿部監督)
新戦力を「巧みに回す」ことで主力を守り、年間を見据えて先発陣を整える。新たなローテの形を確立し、2年ぶりのリーグ優勝、2012年以来となる日本一奪回へつなげたいところだ。












