ロシアフィギュアスケート界の〝皇帝〟エフゲニー・プルシェンコ氏が、ミラノ・コルティナ五輪のフィギュアスケート男子フリー(13日=日本時間14日、ミラノ・アイススケートアリーナ)で銀メダルを獲得した鍵山優真(22=オリエンタルバイオ・中京大)と銅メダルの佐藤駿(22=エームサービス・明大)に言及した。
男子は大波乱で、世界選手権2連覇中の絶対王者イリア・マリニン(米国)が凡ミスを連発してフリー15位、総合8位の惨敗を喫した。一方、鍵山と佐藤はしっかりとまとめ、日本勢がダブル表彰台を果たした。
ロシアメディア「スポーツエクスプレス」で男子を総括したプルシェンコ氏は「当初、私はマリニンが1位、日本の鍵山が2位になると考えていた。問題は銅メダルだった。フランスのシャオイムファは、ショートプログラム(SP)での素晴らしい演技の後でも、私は信じていなかった。もう一人の日本人、佐藤駿の方が可能性は高いと思った。しかし、彼には何か気になる点があって…。結局、フリープログラムは完璧とは言えなかったものの、彼はなんとかメダルを獲得したね。一方、鍵山は緊張に打ち勝つことができなかった。しかし、SPで獲得したポイントの余裕が、彼をトップ3に留める助けとなった」と分析した。
日本勢の2人も一定の評価はしたが、それよりもプルシェンコ氏が推したのが4位だった車俊煥(チャ・ジュンファン=韓国)だ。
「私がはるかに気に入ったのは、表彰台にあと一歩届かなかった車俊煥だった。技術的には、サルコーとは違って、彼の4回転トーループはあまり良くない。それをやるべきだった。2つの4回転サルコーを決め、プログラムを完璧に滑れば、メダルは確実だった」と実力的には車がメダルにふさわしいとみる。
それでもメダルに届かなかったのは、構成にあると指摘。「韓国人選手はなぜかループに挑戦し、しかも4回転サルコーを1回しか成功させなかった」とジャンプの選択が間違っていると検証した。
ただ、ポテンシャルには賛辞の言葉を惜しまない。「それでも、彼は驚異的な構成点を得た。それは当然の結果だ。彼の演技は素晴らしい。体幹とスケートを巧みに操る。振り付け、芸術性、すべてが最高レベルだ。ちなみに、男性が女性の歌声を選ぶことはめったにない。車はそれをあえて選び、まさにスペクタクルだったよ。劇場のようだった」と激賞した。
車は今後、日本勢の強力なライバルとなっていきそうだ。













