現役ドラフトでヤクルトから移籍した阪神・浜田太貴外野手(25)が8日、日本ハムとの練習試合でまたも南国の空に豪快なアーチを描いた。

 両軍無得点で迎えた4回。カウント1―2から相手右腕・畔柳の4球目の直球を完璧に捉えた。高々と舞い上がった打球は、左翼スタンドへ一直線。初の対外試合で放った先制ソロに、持ち味であるパワーを存分に示した。「クイックピッチされて逆に良かったというか、思ったよりコンパクトに打てましたね」と手応えをにじませつつも、「ちょっと(感情を)抑えていかないと。すぐ調子に乗っちゃうんで」と自戒を込めた。

 4日のシート打撃でもチーム1号を放つなど絶好調な〝現役ドラフト4期生〟だが、課題もはっきりと見えている。「追い込まれてもコンパクトで飛ばせるようにしたいんですけど、まだできてないなって。タイミングだったり、本当に我慢ができてないというか、自己満足というか…。まだガキですね。大人な野球ができてないと思います」。

 試合を見守った藤川球児監督(45)は「黙って続けることだと思う」と語り、「球際の練習のところで、ボールの最後の球際の強さとか、もう1歩ボールを追うとか。ほんとに目に見えないような部分ですよね」と細部への意識を求めた。

 さらに「タイガースに来て、チームが変わることによって学びが出てくれば、すごく粘り強い野球選手になっていくんじゃないかなと思います」と成長を願った。

 パンチ力やスイングの力強さが魅力的な〝虎のブンブン丸〟。新天地での挑戦はまだ始まったばかりだ。