銀河系軍団とも称されるドジャースを率いるデーブ・ロバーツ監督(53)の評価が〝二分〟されている。

 近年のチームは大谷翔平投手(31)ら球界屈指の実力者を次々と獲得し、今年はワールドシリーズ(WS)3連覇の偉業に挑む。ロバーツ監督は2016年からドジャースで指揮を執り、過去10年間でWSに3度優勝(20、24、25年)。リーグ優勝は実に9度に上り、レギュラーシーズンは通算勝率6割2分1厘(944勝576敗)という驚異的な成績を収めている。

 ただし、常に付きまとうのは豊富な資金力などを背景としたフロント側による大物選手の獲得。ロバーツ監督が勝利を重ねるにつれ、球団の成功はフリードマン編成本部長や資金を投入したウォルターオーナー、実力を発揮した選手たちによるものだとの指摘も根強くなっている。つまりはロバーツ監督でなくても〝勝って当たり前〟との見方だ。

 7日(日本時間8日)に放送された「MLBネットワーク」では、昨季まで2年連続でナ・リーグ最優秀監督に輝いたブルワーズのパット・マーフィー監督(67)が「1位」。ロバーツ監督は「6位」にランク付けされた。これに異を唱えたのが米紙「ニューヨークポスト」の重鎮記者、ジョン・ヘイマン氏で、番組内でロバーツ監督を「1位」とし「当然だ」と主張した。

 この評価について、米メディア「クラッチポインツ」は「ロバーツ監督がブルワーズを任されたら、どんな戦績を残すかについては確かに考える価値がある」としつつも「彼の監督としての手腕は過去2度のポストシーズンで存分に発揮されている」と〝支持〟。昨年のWS第7戦で先発投手として苦戦した大谷を3回も続投させた起用法などに触れ「いくつかの失敗や疑問点もあったが、彼はその名を歴史に刻んだ」「ジョン・ヘイマンが宣言したような『スラムダンク』のように決定的ではないかもしれないが、彼は過去10年間で卓越性と仲間意識の文化を育むことに貢献した」と評した。

 V3を目指す今季もチームにはFAとなっていたタッカーやディアスといった大物が加入した。勝っても〝補強のおかげ〟とやゆされるジレンマは今後も続きそうだ。