ポーランドのドナルド・トゥスク首相は4日、性的虐待罪などで起訴され公判前に自殺したジェフリー・エプスタイン元被告とロシアの情報機関との間に関連があった可能性について調査すると表明した。

 エプスタイン事件が、単なる刑事事件を超え、ポーランドの国家安全保障にも関わる可能性があるとの懸念が高まっているためだ。米メディア・CBSニュースが4日、報じた。

 トゥスク氏は4日、SNSに投稿した動画で、ポーランド政府が、エプスタイン氏に関連する犯罪ネットワークを通じてポーランドの子供たちが虐待されていなかったかを検証するための分析チームを設置すると発表した。

「ポーランドの子供たちが小児性愛者のネットワーク、そしてこの悪魔的サークルの主催者であるエプスタイン氏によって虐待されたいかなる事例も、軽視されたり無視されたりすることを我々は許さない。クラクフからエプスタイン氏に対し、すでにポーランド人女性や少女のグループを確保したと伝えた人物に関する最初の情報が現れた。米国における小児性愛スキャンダルに関するわれわれの懸念が確認されれば、分析チームの設置に加え、捜査の開始も決定した」

 さらにトゥスク氏は「エプスタインと小児性愛者サークル全体、そしてロシアの特別機関との関係についての疑問は、とりわけポーランド国家の安全保障の観点から、われわれ自身が明らかにしなければならない」と強調した。

 トゥスク氏の発言は、米司法省が1月30日にエプスタイン氏を巡る捜査資料、裁判資料、電子メール、財務記録、搭乗記録、通信データなどの関連文書「エプスタイン・ファイル」のこれまで非公開だった約300万ページ分を公開し、国際的な人脈ネットワークに関する新情報が明らかになったことを受けてのものだった。