ロサンゼルスの二大名門が、本格的に経営中枢で交わる。MLBドジャースで編成本部長を務めるアンドリュー・フリードマン氏(49)がNBAの名門レイカーズのアドバイザー職も兼務することになった背景と、その内情が明らかになった。
ドジャースのオーナーであるマーク・ウォルター氏(65)は昨年10月末、約100億ドル(約1兆5700億円)という北米プロスポーツ史上最高額でレイカーズの過半数株式を取得。大谷翔平投手(31)らが所属するドジャースと、連日のトレード報道が過熱しているものの八村塁(27)も現時点で所属しているレイカーズが同一オーナーの下で並び立つ体制が正式に動き出している。
フリードマン氏は29日(日本時間30日)に「ファウル・テリトリーTV」が放送する米ポッドキャスト番組「ドジャース・テリトリー」に出演し、両球団がウォルター氏の統括会社「TWGスポーツ」傘下にある点を強調。「互いにリソースを提供し、得られる利益のために協力する。それが我々の考え方だ」と語り、単なる名義上の連携ではないことを示唆した。レイカーズのロブ・ペリンカ副社長兼GM(56)がドジャースのタウンホールミーティングに参加し、質疑応答まで行った事実は象徴的だ。
米メディア「ヘビー」は「注目すべきは、このドジャースとレイカーズの〝経営融合〟が現場にも波及し始めている点だ」と指摘している。フリードマン氏は前出の番組出演時に、ユーティリティーのトミー・エドマン外野手(30)の右足首手術後の回復状況について「状態は上向き」と説明。実は所属選手の負傷者管理やコンディショニング面でもレイカーズと互いのノウハウや情報交換を早くも水面下で行っており、その流れがエドマンのリハビリにも生かされているという。前出の「ヘビー」も「球団横断の知見共有が進む可能性を感じさせる」と論じている。
ロサンゼルスという巨大市場で、MLBとNBAの名門が同一ビジョンを共有する。その最終目的はただ一つ、フリードマン氏曰く「できるだけ多くの優勝をロサンゼルスにもたらすこと」。その言葉は、ドジャースとレイカーズが個々ではなくLAの〝都市最適化〟へ踏み出したことを、静かに物語っている。












