台湾・味全ドラゴンズからポスティングシステムでソフトバンクに加入した徐若熙投手(シュー・ルオシー=25)が29日に福岡市内のホテルで入団会見に臨み、3年後のメジャー挑戦意欲を表明した。NPB1年目から「10勝」をノルマに設定。今春開催のWBCに向けては、台湾代表のエースとしてフル回転する意向を示した。

 落ち着いた口ぶりで、内に秘めた思いを打ち明けた。「3年後にはメジャーに挑戦する姿を見せたいです」。前提は、ホークスでの3年間で文句なしの成績を叩き出すこと。本人も「まだ日本では僕の名前を知らない人が多いと思うので、名前を早く覚えてもらえるようにインパクトを残したいです」と腕をぶした。

 球団も徐若熙の目標を後押しする。城島健司CBOは「彼は、今がピークじゃない。われわれの最先端の指導法で3年後には世界を代表する投手になってもらいたい」と、米挑戦意欲を持つ右腕の志を尊重。フロント幹部が「まだ体の線が細いが、それが伸びしろでもある」と語るように、さらなる大化けを予感させる。2029年のメジャー進出を念頭に、MLBスカウトの継続的な調査が続くことは必至だ。

 徐若熙は2023年の「台湾シリーズMVP」を獲得した逸材で、ドジャースを筆頭にメジャー10球団以上が関心を示した。一方で、過去に故障も多かった。ホークスの指導プログラムを実践し、着実にステップアップを踏む選択は理にかなっている。

「3年間、圧倒的な成績を残したい」。3年総額15億円超の大型契約に見合う活躍ができれば、夢はさらに広がる。