エンゼルスの「顔」として長年君臨してきたマイク・トラウト外野手(34)が、グラウンド外で〝大胆な賭け〟に打って出た。スペイン紙「マルカ」(米国版)が報じたところによれば、度重なる故障と自身のパフォーマンス低下、さらにはチーム低迷という「ダブルパンチ」に苦しむスーパースターが、健康関連テクノロジー企業への投資を決断し、大きな話題を集めているという。

 トラウトがパートナーとして名を連ねたのは、健康回復やパフォーマンス向上を目的とした機器を開発する米企業「Ammotral」。同社の製品器機である「Ammotral Chamber」は、非侵襲的技術を用いた「最先端ベッド」とされ、すでにNFLのデンバー・ブロンコスやMLB球団、さらには米国オリンピック・パラリンピック委員会(USOPC)とも関係を持つという触れ込みだ。

 ア・リーグMVP3度、オールスター11回選出の実績を誇るトラウトは負傷者リスト(IL)入り生活の最中に同機器と出会い、自ら試用した上で「回復は準備と同じくらい重要」と強調。自身のSNSでアンバサダー兼投資家としての参画を発表した。

 この動きには現役選手も即反応。今オフにカブスへ移籍したばかりのブレグマンが力こぶの絵文字で賛意を示したほか、ドジャースのフリーマン、ジャイアンツのチャプマンらも名を連ねた。

 もっともスポーツ界において「最先端」への傾倒が必ずしも結果に結びつかないことは過去の事例を振り返れば、残念ながら事実だ。低迷中のエンゼルスのみならず米国球界の象徴として絶対的なスーパースターであるトラウトが、再起を懸けて選んだ〝健康器具投資〟。それが復活への鍵となるのか、それとも新たな話題先行型ムーブに終わるのか。いずれにせよ、トラウトの今季成績が「答え」を出すことになる。