新女王へ先輩が太鼓判だ。ノルディックスキーW杯ジャンプ女子個人第20戦(21日、山形・アリオンテック蔵王シャンツェ、ヒルサイズ=HS102メートル)、2月のミラノ・コルティナ五輪代表の丸山希(27=北野建設)が合計208・9点で日本勢最高の8位だった。
第19戦(20日、同会場)で6勝目を挙げた丸山は、この日の決勝1本目が92メートルの9位と出遅れ、2本目は92・5メートルで巻き返せなかった。試合後に「ジャンプ的にはそんなに悪くなかったとコーチとも話していた。また次に切り替えていきたい」と前を向いた。
今季はW杯開幕戦のリレハンメル大会で初優勝。現在個人総合2位につけていて絶好調だ。丸山と同じ所属先で、五輪2大会連続出場の岩渕香里さん(32)も蔵王大会の2日間を会場で見守った。初の夢舞台を控える後輩について「インタビューで本人が『別に焦ることもなく、一つひとつ、自分の準備を進められている』と言っていたので、すごく安心した。本当に期待ができると感じた」と目を細めた。
女子では今季11勝で個人総合首位を走るニカ・プレブツ(スロベニア)が、五輪でも〝最大のライバル〟となりそうだ。岩渕さんはプレブツに勝つポイントとして「個人競技なので、自分が一番いいジャンプをするしかない」と自らにフォーカスすることの重要性を説いた。
丸山の性格については「さっぱりした感じ」と明かし、大舞台でも動じないタイプと指摘。4年に一度の祭典でも「私はそういうのにドキドキしちゃったけど、希はあまりドキドキしないはず。何も関係ないと思う」と精神面の強さに期待を寄せる。その上で「ほかにも金メダルを取れそうな選手はいるけど、希なら取れる」と力強く語る。日本勢女子初の頂点となるか注目だ。













