鷹の主砲が退路を断ち、勝負をかける。ソフトバンクの柳田悠岐外野手(37)が19日、大分・佐伯市で行っている自主トレを公開。一昨年、昨年と長期離脱を余儀なくされたこともあり「もう2年ダメやったんで、3年ダメならもうダメ。『3年やって一人前』と言うくらいなんで、3年ダメだったら終わり」と不退転の覚悟を示した。

 今年も清宮(日本ハム)や梶原(DeNA)ら他球団のスター候補を帯同。「いきのいい選手がたくさんいるんで、気持ちで負けないように。彼らは脂の乗った時期。そういう選手たちに負けないようにやれば、いける!」と目をギラつかせた。

 このオフのテーマは、ケガをしない体づくり。「試合に出てナンボ。出れば打てるっていう自信はある」。真価が問われた昨秋ポストシーズンでは、実力を証明する大暴れ。強打の1番打者として貫禄を示した中で「すごいやりやすかった」と適正打順を実感した。かねて打順にこだわりを見せてこなかったが、珍しく「周東とかいろんな選手が(候補に)いるけど、勝てるようにアピールしたい」とリードオフマンに名乗りを上げたのも、自信の表れと言える。

 今季が7年契約最終年。「40歳現役」を明確に描き始めた一方で、結果がついてこなければ潔く退く覚悟もある。野球人生を左右するシーズンを前に、私生活から悔いなき日々を過ごしている。

 食生活では毎食、脂肪分の少ない食事を意識。アルコールの摂取も極端に控えるようになった。「僕が特に意識的にやってるのは水をたくさん飲むこと」。国などは成人で1日2・5リットルの水分摂取を推奨しているが、柳田は「5リットル」と明かす。

 運動量が多いこともあるが、血流の改善や老廃物の排出を促進するなどの効果を念頭に実践。睡眠の質にもこだわり、寝る前の読書を心がけるようになったのも「やるだけのことをやって、ダメなら仕方ない」と生き方の細部に気を配るようになった証しだ。

「無事之名馬」を実践するため、見えない努力を続けている。