日本球界の大レジェンド・イチロー氏が長年在籍していたことでも知られる米マリナーズは昨季、24年ぶりとなるア・リーグ西地区優勝を飾るなど上昇気配。さらなる上位進出へ向け、今冬のストーブ戦線にも期待がかかったが、現時点での地元メディアからの評判は、イマイチ芳しくないようだ。

 同球団をフォローするジェイソン・ワン記者は「SODO MOJO」で「この冬にも大きなチャンスがなかったわけではない。カズマ・オカモトに対しリスクを恐れすぎた」と論じ、前巨人・岡本和真内野手のブルージェイズ入団を悔やんだ。

 岡本の本職は三塁。「日本人FA選手全般に言えることだが、内野手は守備面でMLBに適応できるかについて懸念があり、それがシアトルが積極的に獲得へ動けない理由となった可能性もある」と分析したワン記者だが「彼の打撃は非常にバランスがよく、圧倒的なパワーこそないもののスカウティングレポートでは弱点を十分に補って余りある長所が記されていた」と指摘する。

 その上で「岡本がブルージェイズと結んだ4年6000万ドルの契約はマリナーズにとっても十分に手の届く条件だったはずだ」とボヤキ節。「マリナーズは今季も(現有戦力の)ベン・ウィリアムソンを三塁手として起用せざるを得ない。だが岡本の能力的な上限値はウィリアムソンより高いかもしれない」と逃した魚の大きさに後悔をにじませた。

 いずれにせよ本当の〝答え合わせ〟はシーズンが始まってから。マリナーズは日本人にとっても馴染みの深い球団だけに、さらなる躍進を願いたいところだ。