野球日本代表の侍ジャパンの大会連覇がかかる国際大会「WBC」の開催が3月に迫ってきた。世界一に返り咲いた前回大会では、米国代表との決勝戦前に大谷翔平投手(31=ドジャース)が「憧れるのをやめましょう」とナインに呼び掛けたことは語り草。今では自身が憧れの対象となっているが、大谷本人がひそかに憧れを抱いている“思い人”とは――。
今回の侍メンバーで発表されているのは大谷ら投手8人。二刀流か、打者限定かの起用法は未定ながら日本代表の中心となることは確実で、大谷が発する言葉も注目される。
2023年大会ではトラウト(エンゼルス)、ベッツ(ドジャース)らを擁した米国との決勝直前に「誰しもが聞いたことあるような選手たちがいると思うんですけど、今日1日だけは、やっぱ憧れてしまったら超えられないんで。今日超えるために、トップになるために来たんで。今日1日だけは彼らへの憧れを捨てて、勝つことだけ考えていきましょう」とナインを鼓舞。最後は自らマウンドに立ち、世界一奪還を果たした。
あれから3年がたち、大谷はドジャースでワールドシリーズ(WS)連覇を成し遂げ、MVPを3年連続で4度受賞。今やメジャーリーガーからも憧れられる存在となっている。ただ、そんな大谷でも思いを寄せている選手がいるようだ。
知られざる一面を明かしたのは、ドジャースのデーブ・ロバーツ監督(53)で「MLBネットワーク」の番組「ホット・ストーブ」に出演した際、「(ヤンキースのアーロン)ジャッジには一目置いていると思う。あとはすごいと思っているとも少し違うが、フレディ・フリーマンを尊敬していると思う」と明かした。
理由は「日々の立ち振る舞い」だ。フリーマンはクラブハウス内の文化を築き上げただけでなく、「毎日プレーする」姿勢で臨むスタイルに大谷も強く共鳴しているという。ロバーツ監督は大谷が1試合9度出塁し、延長18回まで戦った昨年のWS第3戦を例に「『翌日の先発登板を休んでいい』と言ったが、そんなことは絶対に受け入れるつもりはなかった。彼も毎日プレーしたい選手なんだ」と力説した。
「もちろん、(球団のレジェンドである)サンディ・コーファックスや僕ら2人の友人でもある王貞治なども彼がリスペクトする存在だと思うが、日々の現場での存在としては、やはりフレディだと思う」
第3戦の死闘に勝利した後、大谷は“幻の19回”に備えてブルペンで準備し、引き揚げてきた山本のもとへ佐々木とともに駆け寄った。普段の試合でも仲間のためにダッグアウトで水を用意するなど、献身的な姿勢は変わらない。
ロバーツ監督は「チームで最も偉大な選手が、あれだけの謙虚さと奉仕型のリーダーシップを持っている。そういう選手がいると、私の仕事は本当に楽なんだ」と敬意を示すことも忘れなかった。
3年前のWBCでは大谷はエンゼルスに所属し、チームの低迷でポストシーズンの経験もなかった。ドジャースで連覇を果たし、すごみを増したスーパースターは侍メンバーにどんな“名言”を発するのか。












