エンゼルスが誇るスター選手、マイク・トラウト外野手(34)にまさかのパドレス移籍プランが持ち上がった。

 近年は故障と不調の波にのまれ、昨季は中堅から右翼にコンバート。左ヒザの負傷で指名打者(DH)となり、出場した130試合で打率2割3分2厘、26本塁打、64打点の成績だった。チームも借金28を抱えてア・リーグ西地区の最下位に低迷し、米スポーツサイト「TWSN」は9日(日本時間10日)、パドレスの戦力強化にトラウトこそが打ってつけだと訴えた。

「トラウトのようなスター選手をトレードに出すなど考えられないように思えるかもしれない」と前置きしつつも、エンゼルスではカート・スズキ氏が新監督に就任したことを受け「自分好みのロースターを再構築することでトレードの可能性が高まるかもしれない」と指摘した。

 パドレスはナ・リーグ西地区で、ワールドシリーズを連覇しているドジャースに辛酸をなめさせられ続けている。ドジャースの快進撃を阻止できるのはパドレスで「ロースターの調整が必要となる」という。シーツに代わってDHを強化する上で「この目標を達成できる選手こそ、マイク・トラウトだ」と断じた。

 トラウトの移籍が実現すれば、ボガーツ、マチャド、タティスと並ぶ強力布陣となる。同メディアは「守備はもはや期待できないが、サンディエゴが必要とするなら限られた範囲で外野もこなせる。総じてトラウトはパドレスが求める攻撃力を依然として持っている。15年に及ぶMLBの経験があり、サンディエゴを頂点に導くために必要なベテランの即戦力になるだろう」と期待を寄せた。

 トラウトはエンゼルスと2030年シーズンまでの12年契約を結んでおり、米報道では全球団に対する「トレード拒否条項」が盛り込まれている。本人が承諾しない限りトレードは不可能だが、仮にパドレス移籍が実現すれば同僚だった大谷翔平投手(31)らが在籍するドジャースと同地区となる。伝説となった2023年のWBC決勝のような夢対決の続きが見られることになりそうだが――。