昨季限りでロッテを退団した澤村拓一投手(37)が9日、現役を引退することを自身のインスタグラムで報告した。

 澤村は「野球人生に終わりが来たことを受け入れ、別れを告げる時が来ました」とつづり「野球を始めて30年、プロ生活15年。全てが順風満帆ではなかったけれど ファンの方達はどんな時も支えてくれました」と感謝した。

 2010年のドラフト会議で巨人に1位で入団し、ルーキーイヤーの11年に11勝をマークして新人王に輝いた。16年にはセーブ王のタイトルを獲得したが、20年9月にロッテにトレードで電撃移籍。21、22年はレッドソックスでプレーし、23年からロッテに復帰していた。

 日米通算では549試合に登板して59勝60敗、79セーブ、防御率2・93。本人は「最も誇れることとするならば、親からいただいたこの身体に1度もメスを入れることなく健康な状態でキャリアを終える決断を自分の意志で出来たこと。今がその時だと思います。野球は全てにおいて成長させてくれました。支えてくれた全ての方々 出会ってくれた全ての方々に心から感謝します。〝ありがとう〟」(すべて原文ママ)と思いを伝えた。

 巨人に在籍していた12年の日本シリーズ第2戦ではバッテリーを組んだ中大の先輩・阿部(現監督)のサインを見落とし、マウンドで頭をポカリとやられたことは今でも語り草。グラウンド内外で何かと話題に上る選手だったが、最後は温かいメッセージとともに静かに幕を下ろした。